2016年12月27日 (火) | 院長ブログ

【安静は正しいのか?】腰痛で激しい痛みが出た時

安静の注意点

安静と言うと体に痛みが出たときなどに最も必要な事こととされています。

しかし安静も時と場合で痛みを長引かせ健康をかえって害することがあるので気をつけなければいけません。

 

安静の問題点

1、人間は通常状態の場合、一日の3分の1を超えて安静でいると(動かいないでいると)

れだけで病気になることがあります。

大古の昔より、人は朝起きて日が沈むまでの一日3分の2を活動するのが当たり前にできているということです。

活動とはもちろん歩くことが主体であり体には自然なことです。

最近テレビでも言っていますが健康な人も寝たきりで1週間いると体に異常が出てきます。

年寄りが風邪をひいて1週間も寝ていると歩くのもおぼつかなくなります。

 

したがって、安静に寝ていると言う事は、実は身体とっては大変に不自然なことなのです。

 

2、廃用性候群ものがあります。安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指すことです。

使わない機能はどんどん捨てられていくのです。

人間は寝ているだけなら丈夫な骨は必要ありません。

骨は細く柔らかく軽石のようになります。

心臓も強くなくてもいいので弱っていきます。

 

呼吸も大してしなくて良いので肺も弱まり、筋肉などは必要ないので弱ってしまいます。

 

このように、安静が過ぎるとありとあらゆる機能が低下してくるのです。

3、身体の関節は人間が立ち上がった状態で重力の関係から地球に引っ張られることで擦ズレが修正されて締まってくるのです。

寝た状態で地球に引っ張られているだけなら歪みはひどくなるばかりで関節が弛みきった状態となります

本当に安静が必要な場合

・お産後の一時期

・骨折した時

・脳卒中

・心臓病

・その他生命管理が必要な病気になったとき

・痛み炎症が極度にひどい時など。

 

このように、やむを得ず安静をとったとしても動かせるとこは全て動かしできるだけ早く活動再開できるよう力を振り絞るべきです。

 

死期が近い人を除いて、安静は人間にとって不自然なことであると言うことを忘れてはいけません。

従って、腰痛で重度の場合でも、無理をせず動かしながら治すことが大切になります。

 

 

ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、坐骨神経痛など重度な場合においても

当院では動かせることを目的とした治療を行っております。

その中で、日常生活や、仕事に早く復帰できる仙腸関節を作ることができるのです。

 

 

※施術時が痛いわけではございません。ご安心ください。