腰痛と強い薬の関係
トラムセットとは通常の痛み止めでは効き目のない人が中枢神経、脊髄、等に特化した強い薬。
トラムセットを飲んでいても、腰痛と脚部のしびれは良かったり、悪かったり 、 効き目がよい日、イマイチな日があり。
でも飲むと 活動できるので効果は充分です。
ドクターは「飲まなくても大丈夫な時がくるので それまでは痛みを落ち着かせましょう」とも言っていました。
トラムセットは除痛ラダーでロキソニンなどで効かない痛みに使う「強い薬」. と位置付けられているようで. そのせいか、使う使わないは 医師によって見解の違いがあると感じます。
薬は決して悪いだけのものではありません!
お薬を飲む、飲まないは、あくまでもご本人の意思に任せております。
が当院ではアイシングをお勧めしております。
腰痛などは温めると楽になることが多いので、氷を付けたりするとかえってひどくなるのではないかと心配する人が多いと思います。
しかし最近では温熱や冷却についての研究が進んできましたので、氷も使い方によっては体にっとってもいい事もあり、温める事も場合によっては体に非常に悪い事もあるとわかってきました
-冷やすって何で冷やせばいいの?-
結論から言いますと、氷がいいと言うことです。
アイスノンなどはダメだと覚えておいて下さい。
また、気体を吹き付けて冷やすようなものも、体に合いませんので気を付けましょう。
-何度で冷やせばいいの?-
冷蔵庫から取り出してきたばかりの氷は、マイナス2度~8度位あり、この温度で冷やされると体に侵襲を与え、血管が収縮したり凍傷になったりします。
よくマイナス何十度で、髪の毛も凍ってしまうような中で痛みの治療をしているのをテレビでやっていますが、基礎研究の全くない療法ですので気をつけましょう。
冷やすのにいい温度が0度です。
氷温0度は、血管の収縮も起こしませんし、凍傷にもなりません。
これを生理的0度と言い、人間の体に合っていると言う意味です。
ー体は冷えないの?ー
冷却する場所は体表面積の9%以内に止めると言うことです。
火傷も体表面積の9%を超えると、体温維持に影響を与え、血液の循環状態に
異常を起こすことがありますので問題です。
9%以内なら体温にも影響せず、体も冷えません。
以上のような点に注意して冷却した場合は、安全で非常に有効なものとなり、今はガンの治療などにも使われています。
ガン細胞は正常細胞に比べ代謝が異常に旺盛で、どんどん増殖をしていきます。このガン細胞に生理的局所冷却をしますと代謝が抑えられ、増殖が止まります。
転移のない初期のガンや、痛みがあって炎症が起こっている場所にも、この生理的局所冷却法はとっても有効です。
痛みというのはいろいろな原因で起こりますが、関節の痛みに限って言いますと、関節に潤滑不全と言うのが起こっているのがほとんとです。
潤滑不全の関節は、摩擦滅がどんどん発生しますので、局所的に鬱熱状態にあります。この鬱熱を冷却するここで除去してやると関節の熱破壊が防げます。
痛みについては、温めるのが一般ですが、温めると痛みの神経が麻痺して痛みが和らぎ、温熱による快感もありますので治ったような感じがしますが、痛みの原因には全く関係がありません。
不思議に思われるかもしれませんが、人間の体がいちばん弱いのが熱です。
体温が3~4度上がった時のことを考えてみてください。
体温維持に必要以外は、熱は害です。温めることが体に良くて、冷やすことが体に悪いなどと簡単には言えません。
むしろ、逆の場合が多いということを覚えておきましょう。
最後に本題のトラムセット腰痛でお悩みの方、この生理的局所冷却法をぜひためしてみてください。