2018年5月22日 (火) | 構造医学について, 院長ブログ

構造医学とは vol4  整形外科ではなく構造医学

安静も時と場合で体に悪いことも?

安静と言うと、体に痛みが出た時などに最も必要なこととされています.。

しかし、安静も時と場合で痛みを長引かせ、健康もかえって害することがあるので気をつけなけれがなりません。

 

【安静の問題点】

人間は何でもない時に一日の3分の1を超えて安静にしていた場合,

それだけで病気になることがあります。

1日の3分の2は活動するのが当たり前にできているのです。

活動とはもちろん歩くことが主体であり体には自然なことです。

最近テレビでも言っていますが、

健康な人も寝たきりで1週間いると体に異常が出てきます。

年寄りが風邪をひいて1週間も寝ていると、歩くのもおぼつかなくなります。

 

【誤解】安静に寝ていることは、体に非常に不自然なことなのです。

 

廃用性原理というのがあって、使わない機能はどんどん捨てられていくのです。

寝ているだけでなら丈夫な骨もいりません。

骨は細く柔らかく軽石のようになります。

心臓だって強くなくてもいいので弱ってきます。

呼吸も大してしなくていいので、肺も弱くなります。

筋肉などは必要ないので弱ってしまいます。

安静が過ぎるとあらゆる機能が低下してくるのです。

 

構造医学の関節の考え方

 

体の関節は、人間が立ち上がった状態で地球から引っ張られることで、ズレが修正されしまってくるのです。

寝た状態で地球に引っ張られているだけなら、歪はひどくなるばかりで関節は緩み切った状態となります。

安静が必要な場合を例に挙げます。

 

・お産後の1時期

・骨折した時

・癌

・脳卒中

・心臓病

・その他生命管理が必要な病気になった時

・痛み、炎症が極度にひどい時等

 

これらの症状によりやむ終えず安静を取ったとしても、

動かせる所はすべて動かし、出来るだけ早く活動を再開できるよう気力を振り絞るべき出す。
死期が近い人を除いて、安静は人間にとって不自然なことであると言うことを忘れてはいけません。

一般の整形外科的にはこの考え方は少なく、構造医学的な考え方である事を付け加えておきます。