2018年11月13日 (火) | 院長ブログ

歩きの実践

歩く

(ただ歩けば良い)ではない
さてここまでの内容で歩くことの重要性はご理解頂けましたね。
でも、歩行によって腰痛の方に歩行の大切さを伝えていると、

 

<私は普段から歩いているのに全然良くならない>

 

とか

 

<歩いたらよけいに痛くなってしまう>

 

とか、中には

 

<たくさん歩いた日から腰痛が始まった>

 

という様な話が返ってくることがあります。

 

そこでもう少し話を伺うと、ほとんどの方は自分の問題を助長してしまう歩行をしてしまってる、ということがわかります。

歩き方にもいろいろ注意すべき点があり、腰痛改善のためには、それに見合ったあるきかたをしていかないといけないのですが、歩いても良くならない方の多くはそれができていません。

これは歩行をただ良いからと言って、とにかく歩けば良いという考えが広まってしまったことが原因だと私は考えています。

万歩計の数値が増えたところで腰痛が改善するわけではないのです。

 

歩行の目的は人それぞれです。

 

買い物や通勤をはじめ趣味の散策やペットの散歩など生活に則した歩行から、原料のためのカロリー消費や老化による衰えに対して体力を高めるといったような健康のアプローチとして歩く場合もあります。

 

そして、こと腰痛の改善という事に関して言うと<体を整える歩き>である必要があるのです。

まずは身体を整える歩き方のコツを知りましょう。

  1. 荷物はなるべく持たずに歩く
  2. 平坦な道を歩く
  3. ジョギングシュウズなどクッション性に優れた運動靴を履いて歩く
  4. 止まらずに30分以上、目標としては40分を超える程度歩く

これら4つのコツを守って歩き続けることで腰痛の改善効果が期待できます。

なぜならこの歩き方は<体のバランス改善>が見込めるからです。

ここでいうバランスとは、筋肉や骨格の前後左右のバランスというようなものも含みますが、本質として、

<地球の重力のもとで前に向かって移動し続けてきた>

という人間の生理に対するバランスです。

 

次回は身体を整える歩き方がなぜ体のバランスを整えられるのかを解説していきましょう。

仙人接骨院 仙人哲哉