2024年7月10日 (水) | 院長ブログ

好転反応と揉み返し

好転反応と言うものがあります
ではその内容とは?
重だるさやかゆみ、発熱、頭痛などの症状が現れることがあります。また、老廃物の排出として、尿や便の色が濃くなることもあります。
好転反応と類似するものとして揉み返しがあります。
揉み返しとはドーゼオーバー(過剰刺激)によって筋繊維が損傷し痛みが出てしまうことをいいます。
好転反応や揉み返しを語る上で、プリューゲル・アルントシュルツの刺激法則(以下アルントシュルツの刺激法則)というものがあります。このアルントシュルツ刺激法則とは、
・弱い刺激は生物機能を活性化する。
・中程度の刺激は生物機能を亢進する。
・強い刺激は生物機能を抑制する。
・最も強い刺激は生物機能を停止する。
といったように定義されています。
この法則に乗っ取ると、中程度の刺激では生物機能が亢進し筋緊張の緩和や老廃物の排出が行われるが、それより強い刺激では生物機能の抑制が起こるので筋の働きや神経・血管の流れが抑制されその結果筋損傷に繋がったり老廃物の排出が抑制されます。中等度の刺激で血流の促進によって出る反応が好転反応、高強度の刺激での筋損傷によって出る反応が揉み返しです。