2018年7月6日 (金) | 中高年の腰痛, 腰痛, 院長ブログ

腰痛なし! 中高年が豊かに過ごすための健康設計

中高年と腰痛の関係

第二の人生を自由の利く身体で過ごしたいあなたへ

 

人間の体というのはとても丈夫で長持ちするものです。

多少の不都合があっても自分で治してしまいますし、その人の生活に合わせて体が都合のいいように変化してくれたりします。

しかし、50才を過ぎたらそろそろ第2の人生が始まりますので、最初の人生で腰痛の体の癖をとっておく必要があります。

中高年を迎えたら体の立て直しをしましょう。

<誰の体にもその人の生活や仕事で付けた腰痛癖があります>

20才を過ぎた頃から仕事を持って、がむしゃらに働いていれば、体の構造も仕事に合わせて腰痛癖がついてくるものです。

今は仕事も分業化されていますので、立って仕事をされている人は1日立ちっ放しで、座って仕事している人は1日座りっ放しで、といった生活がずっと続きます。

農家の仕事は屈み仕事がとっても多く、様々な技術者は極端に専門化した仕事を1日するわけです。

スポーツ選手はそのスポーツをずっと続け、車に乗る人は1日乗りっ放し。

一生懸命仕事をすればするほど、体は仕事に都合のいいように形を変えていくのです。つまり体は、ひとそれぞれに腰痛癖が付き歪んでくるのです。

 

腰痛癖が付いたという事は、おる動き、ある姿勢などに都合がいいのですが別の動きや姿勢には全く合わず、ぎこちなかったり、動かなかったり、痛みが出たりします。

 

昔は分業などという事はなく、生活に必要なあらゆることを自分の手や足でしました。人間の体に許されたあらゆる動き、姿勢を生活の中で行ったわけです。

 

<体についた腰痛癖を取ろう>

 

第2の人生をスムーズに初め、最後まで腰痛無しの健康でいるためには、最初の人生で偏った生活をして、体に腰痛癖を付けたことを考え、先ずそれを取ることが大切です。

腰痛癖を取るとは、人間の基本構造に戻るということです。

そして、基本構造に戻るためには、人間の基本構造を作り上げた(歩行)という運動を一生懸命することです。歩行は人間の基本運動、生理運動と言われています。

一生懸命歩くことが、人間の本来の体をもう一度作り上げる唯一の方法です。

もちろん歩けないほど腰痛癖が付いてしまう事もあるのですが、

その場合は治療で歩けるまで腰痛癖を取ってから、一生懸命歩きましょう。

 

<歩行は年齢に関係なくできる運動です>

 

普段から歩行を取り入れた生活を行うことにより、心臓や肺などの機能や、体の筋力を向上させ、骨格構造の疲労を回復させます。

また気力の充実も図れ、身体的効果だけでなく、心理的効果も重要と言えます。

  1. 生活習慣病予防
  2. 筋力の向上
  3. 腰痛予防
  4. 老化の抑制
  5. 疲労回復
  6. 食欲増進
  7. 気分爽快
  8. 熟練
  9. 勤労意欲増進