2016年12月15日 (木) | 院長ブログ

当院の治療について  腰痛の牽引治療って? 浦安腰痛専門院の見解

接骨院や整形外科でおこなう牽引治療

ぶら下がり健康器。

昔は爆発的に売れました。

 

私は牽引という治療に断固反対意見であります。

なぜなら、腰痛に種類によっては悪化しかしないからです。

 

私たちの腰は、立って重力を上から受けると

 

【仙骨】

 

という、逆三角形の骨が骨盤にはまって、安定する構造になっています。

 

この構造は、たとえばワインコルクのそれに似ています。

腰の牽引治療は身体を伸ばす方向へ引っ張る為、コルクを引くように、

【仙腸関節】

 

を抜くという治療になります。

仙腸関節が緩い方を牽引すると、緩い状態が治るわけがりません。

 

コルクが緩くて抜くことでしっかり締まらないのと同じです。

 

【仙腸関節】

 

が緩んで発症する腰痛では、縮める治療と歩行が必要なんです。

 

首も同様に、重力をリゆして安定する仕組みですので、

 

安易に牽引することは危険な行為です。

 

よく整体やマッサージ店で気持ちよくなる気がしますが、

大切な箇所に傷をつけているような行為です。

 

なぜ腰痛が起こり、土台である

 

【仙腸関節】

 

が緩んでいるのか、縮んでいるのか

 

この分岐から治療方針を定めていきます。