2018年4月9日 (月) | 院長ブログ

あなたは首や腰、指や腕を引っ張ったことはありませんか?

体を引っ張ることでの悪影響とは

 

実は人間の体は引っ張られることにとても弱いのです。

引っ張られると体はどうなるか簡単に説明したいと思います。

背骨の中で、首や腰の部分というのは前彎と言って、前に反ったような

恰好になっています。

 

上と下から引っ張ると当然反った部分はまっすぐになってきます。

つまり、首や腰の背中の側が、かなり引っ張られるようになるのです。

そして背骨の中でも、背中よりの所に神経の本管が通っていますので、

首や腰を引っ張ると神経の本管を引っ張る結果になるのです。

 

最近わかってきたこと…神経は引っ張られることに非常に弱いのです。

 

よく神経が圧迫されると言いますが、圧迫ではなく、引っ張られると

もっと弱いということがわかってきました。

 

また、引っ張った後、何年かして、神経の本管を収めている

背骨の脊柱管と言う所が狭くなってきて、脊柱管狭窄症と言う病気

になったりすることも確認されています。

 

皆さんのまわりに両足や両手がしびれるとか、ちょっと歩いただけで

足が痛くなって歩けなくなると言う人がいませんか。

その人に首や腰を引っ張ったことがないかと聞いて見て下さい。

症状の重い人程、引っ張った経験があるはずです。