体を引っ張ることでの悪影響とは
実は人間の体は引っ張られることにとても弱いのです。
引っ張られると体はどうなるか簡単に説明したいと思います。
背骨の中で、首や腰の部分というのは前彎と言って、前に反ったような
恰好になっています。
上と下から引っ張ると当然反った部分はまっすぐになってきます。
つまり、首や腰の背中の側が、かなり引っ張られるようになるのです。
そして背骨の中でも、背中よりの所に神経の本管が通っていますので、
首や腰を引っ張ると神経の本管を引っ張る結果になるのです。
最近わかってきたこと…神経は引っ張られることに非常に弱いのです。
よく神経が圧迫されると言いますが、圧迫ではなく、引っ張られると
もっと弱いということがわかってきました。
また、引っ張った後、何年かして、神経の本管を収めている
背骨の脊柱管と言う所が狭くなってきて、脊柱管狭窄症と言う病気
になったりすることも確認されています。
皆さんのまわりに両足や両手がしびれるとか、ちょっと歩いただけで
足が痛くなって歩けなくなると言う人がいませんか。
その人に首や腰を引っ張ったことがないかと聞いて見て下さい。
症状の重い人程、引っ張った経験があるはずです。