今日は12月1日。
「冬の省エネ総点検の日」です。
節電や省エネが意識される季節。
でも実は、
体にも“エネルギーの節約”が
必要です。
寒い冬、
体は無意識に熱を逃がさないように
がんばっています。
今日は、
“冷えに負けない体づくり”の
3つのポイントをお伝えします。
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1.冷えは“熱を生む力”の低下から
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冷えの原因は、
気温の低下だけではありません。
筋肉の働きが落ちて、
「自分で熱を生み出す力」が
弱っていることが多いのです。
人の体は、
熱の約6割を筋肉が作っています。
つまり、
筋肉量が減ると、
体はどんなに温めても
すぐ冷えてしまうのです。
また、
姿勢の崩れも血流を妨げ、
体温の低下を招きます。
“温める前に、巡らせる”――
これが冷え対策の基本です。
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2. 日本の“温め文化”に学ぶ
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昔の日本人は、
自然の力を使って体を温める知恵を
生活の中に取り入れていました。
囲炉裏、湯たんぽ、重ね着、味噌汁。
そして何よりも、
呼吸と姿勢を
大切にしていました。
たとえば、
正座をして背すじを伸ばすと、
呼吸が深くなり、
内臓が温まります。
深い呼吸は、
体の“内側のストーブ”。
現代の私たちも、
この“内から温める知恵”を
もう一度見直したいですね。
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3. 体温を守る3つのポイント
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① 姿勢を整える
猫背になると肺が圧迫され、
酸素が体に届きにくくなります。
背すじを伸ばして呼吸を深くするだけで、
代謝が上がります。
② 筋肉を使う
ふくらはぎや太ももを動かすと、
“筋肉のポンプ”で血が巡ります。
イスに座ったまま
つま先を10回上げるだけでもOK。
③ 首・お腹・足首を温める
冷えやすい3つの「首」を温めると、
体全体の熱が逃げにくくなります。
カイロや腹巻きも有効です。
“体の省エネ”とは、
無理に温めることではなく、
自分で熱を作る体を育てること。
呼吸・姿勢・筋肉――
この3つを整えるだけで、
体は自然に温まります。
寒さに負けない体づくりで、
冬を快適に過ごしましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。