2017年2月11日 (土) | 院長ブログ

椎間板ヘルニアについて  新常識 vol1 浦安腰痛専門院の見解

以前と違う椎間板ヘルニアの認識

最近椎間板ヘルニアの認識が変わってきました。

椎間板ヘルニアの症状の多くは足腰のしびれと痛み。

さらに状態が悪化すると足に脱力や摩擦が起きます。

 

椎間板ヘルニアとは背骨と背骨の間にあってちょうどバームクーヘンの真ん中に

飯液状のゼリーを入れたような形をしています。

 

椎間板ヘルニアは行く中物繊維の端が切れて中のゼリーが外にはみ出た状態です。

そのはみ出したゼリーが腰や足に走る神経を圧迫するために痛みや痺れが現れるとされてきました。

 

一般的に病院ではCTやMRIなどで診断します。

 

治療は安静を基本としてその他には鎮痛剤、局所麻酔、牽引、コルセットを用います。

 

そして3週間ほど様子を見て症状が警戒しないと手術の対象になりました。

 

しかし近年は手術を控える傾向にあります。

 

なぜでしょう。

 

1、手術の数年後にヘルニアが再発する可能性が高い。

 

2反映机上のゼリーが神経を押しつぶすとは考えにくい

 

3人間ドックでヘルニアが見つかっても痛みや痺れ症状の全くない人が大勢いる。

 

 

これらのことから国内外の学会で検証が発表された結果、ヘルニアの神経圧迫説は半ば疑問視され始めました。

 

椎間板のゼリーがはみ出していても全く症状がない人がたくさんいる。

 

これは興味深いことです。

 

なぜなら単純に半液状のゼリーだけが出るなら神経の繊維管を押しつぶすことは物理的に不可能だからです。

 

中心性ヘルニアが原因で足がしびれている場合はゼリーだけでなく脊椎管の中の固形繊維もたくさん出ているのです。

 

 

この個体混じりのはみ出しモノは神経を後方に押しのけて迂回させます。

 

迂回させられた神経管は伸ばされるので管の直径は小さくなります。

 

そうなると神経は十分な情報伝達ができなくなり感覚が混乱してしびれるのです。

 

 

これは背骨の不安程度が大きいために起こります。

 

背骨の視点となる場所が二転三転するうちに椎間板の中の繊維が損傷されて切れてしまい、ゼリーと一緒に出てくるのです。

つまり神経に障害を与えるヘルニアの原因はぎっくり腰の成長関節を潤滑前よりも悪いことを示唆します。

 

本来中高年に椎間板ヘルニアの診断はない

 

中高年になると椎間板は脱水して薄くなりはみ出るものがない為、

これまでの診断でいうヘルニアになるわけがないのです。

 

椎間板ヘルニアは若年層特有の腰痛です

 

では、中高年の腰の痛みやシビレは一体何が原因でしょう?

 

それは大変が坐骨神経痛の症状になります。

 

疑問に思う方は一度骨盤にチェックをされることをお勧めします。

 

腰痛の手術はあくまでも最終最後の手段です。